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エイサー董事長が慎重見通し、「業績成長は9月以降」


ニュース 電子 作成日:2009年6月22日_記事番号:T00016124

エイサー董事長が慎重見通し、「業績成長は9月以降」

 
 宏碁(エイサー)の王振堂董事長は19日、下半期の業績について「7~8月は欧米の夏季休暇などで横ばい、9月から新世代OS(基本ソフト)、ウインドウズセブン(Windows 7)の発売に向けようやくプラス成長に転じる」との見通しを示した。また、下半期の同社出荷台数は前期比で3~4割増と予想した。王董事長は年初に、金融危機を受け悲観的な見通しが色濃い中、他の経営者に先がけて「在庫補充の動きが表面化する」と見極めていた。その王董事長が、下半期に慎重な見通しを示したことで、今度も実際の景気動向が予測通りとなるのか注目される。20日付経済日報が報じた。

 エイサーは同日開催の株主総会で、一株当たり純利益(EPS)4.72台湾元(約14円)に対し、現金配当を2元とする案が承認された。一部投資家の反発を招いたこの措置について王董事長は、「金融危機によるリスク不安がいまだ完全にぬぐい切れない中、専門家などの意見を参考にし、手持ち現金を200億~300億元確保することが無難だと判断した」と説明した。

 王董事長はまた「一昨年のゲートウェイとパッカードベルの買収はかなり大きな成果を出しており、今後も他社の買収に前向きに取り組む」との方針を示した。