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陳水扁ファミリー、偽証容疑で事情聴取


ニュース 政治 作成日:2009年6月23日_記事番号:T00016131

陳水扁ファミリー、偽証容疑で事情聴取

 
 陳水扁前総統による国務機密費不正流用事件で、機密費の用途に関し偽証の疑いが持たれている長女の陳幸妤容疑者、娘婿の趙建銘被告、長男の陳致中被告(両被告は資金洗浄罪などで起訴済み)は22日、台北地検で偽証部分に関する事情聴取を受け、いずれも容疑を認めた。23日付蘋果日報が伝えた。
 
T000161311

台北地検で大勢のメディアに取り囲まれて、押し合いとなり、顔をしかめる陳幸妤容疑者(22日=中央社)
 
 3人はいずれも「母親の呉淑珍被告(前総統夫人)の指示で偽証を行った」と主張し、偽証罪での起訴猶予を求めた。陳幸妤容疑者にも出境禁止処分が下され、陳前総統一家は全員の出境が禁止された。呉淑珍被告は今後、偽証教唆の疑いで取り調べを受けることになる見通しだ。

 検察の調べにより、陳前総統の家族が航空運賃、食事代、スピード違反の罰金、下着や靴下の購入代金、食料費、公共料金などを国務機密費に付け回すなど、公私混同ぶりが明るみに出た。

 陳幸妤容疑者の場合、結婚写真、コンサートのチケット、洗髪代など領収書20枚で計17万台湾元(約50万円)相当を国務機密費で処理。趙建銘被告は自動車の点検・ワックス代、航空運賃など領収書8枚で約7万元、陳致中被告は下着代、スピード違反の罰金、デートの食事代、結婚費用の一部など領収書32枚で約8万元をそれぞれ付け回していた。