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華南金控、PEM債被害を補償へ


ニュース 金融 作成日:2009年6月23日_記事番号:T00016135

華南金控、PEM債被害を補償へ

 
 プライベート・エクイティー・マネジメント(PEM)グループをめぐる金融商品詐欺で華南金融控股は22日、華南銀行、華南永昌投信が顧客約3,000人に販売したPEMの仕組み債を当初の投資金額に従い買い取ることを決めた。買い取り費用は85億台湾元(約248億円)に達する見通しだ。23日付工商時報が伝えた。

 華南金控の劉茂賢副総経理は「流動性に問題はない」として、支払い財源を確保しているとの立場を強調した。買い取ったPEM債については、直ちに損失計上はせず、海外での清算状況を見極め、正式な資産評価がまとまった段階で損失処理する方針だ。

 華南銀は現在、額面の少なくとも4割を回収できるとみており、華南金控の損失額は最大でも51億元と見込んでいる。買い取り費用が不足した場合には、台北市南港区に保有する土地の売却も検討する。