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亜洲化学・葉斯応董事長が辞任、経営権争い終息へ


ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月23日_記事番号:T00016145

亜洲化学・葉斯応董事長が辞任、経営権争い終息へ

 
 ビニールテープ大手の亜洲化学(エーケム・テクノロジー)は22日、葉斯応董事長の辞任を発表した。同社は今年に入り経営をめぐる内紛が表面化。同業の炎洲も経営権獲得争いに加わって泥沼化し、経営資源の消耗が懸念されていた。葉董事長の辞任に伴い、経営の主軸は李華松董事長特別助理を中心とする陣営に移り、今後は法人代表の交代、炎洲への董事会参加要請を含め平和的に事態の収束を図りたい考えだ。23日付工商時報が報じた。

 新経営陣は、葉前董事長が個人で行った行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳冲主任委員や台湾証券取引所の薛琦董事長を対象とする告訴や、亜洲化学名義で行った炎洲保有株の仮差し押え請求も取り下げるとみられる。

 また同社は、主要株主(創業者陣営、炎洲、国華人寿保険など)の権利確認を含め、新たな経営戦略を策定する構えで、今月末の株主総会では、国聯創投管理顧問(SAGA UNITEK VENTURES)や炎洲を引受先とする第三者割当増資の実施を決議するとみられる。