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台プラグループのDRAM事業、増資で238億元調達へ


ニュース 電子 作成日:2009年6月23日_記事番号:T00016157

台プラグループのDRAM事業、増資で238億元調達へ

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAM大手、南亜科技と華亜科技(イノテラ・メモリーズ)は相次ぐ増資で、年内に少なくとも計238億台湾元(約692億円)の資金を調達する見通しだ。23日付工商時報が伝えた。

 このうち、南亜科技は22日から26日にかけ減資と再増資で122億元を調達する。引き受け先は▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチック)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)▽長庚医療財団▽麦寮汽電──のグループ企業6社。新株発行価格は12.22元で、3年のロックアップ期間(売却禁止期間)が設けられている。

 また、イノテラも最大8億株の海外預託証券(GDR)を発行し、116億元の増資を見込んでいる。新株発行価格は直近株価を7.4%上回る14.5元とすることが暫定的に決まった。華亜科技のGDR発行は2006年以来2回目。

 一連の増資はグループ内の資本でDRAM事業を支援していく姿勢を鮮明にしたもので、間接的に台プラグループのDRAM事業撤退説を打ち消した。