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米国産骨付き牛肉の輸入解禁、衛生署長が報道否定


ニュース 農林水産 作成日:2009年6月24日_記事番号:T00016165

米国産骨付き牛肉の輸入解禁、衛生署長が報道否定

 
 24日付中国時報は、牛海綿状脳症(BSE)懸念から禁止してきた米国産骨付き牛肉の輸入を、政府が近く解禁する方針だと伝えた。米国側とも大筋で認識が一致しており、6月末か7月初めにも正式発表される見通しだという。これについて葉金川行政院衛生署長は同日、「スケジュールは決まっておらず、重要なのは消費者に受け入れられるかどうかだ」と語り、報道を否定した。

 中国時報によると、台湾政府は2006年に条件付きで米国産牛肉の輸入を開放したが、危険部位とされる骨が付いた牛肉の輸入は認めていなかった。これに対し、米通商代表部(USTR)の担当者が先週訪台するなど、市場開放を求める圧力が高まっていた。外交部の曽厚仁北米司長は、「最終段階の交渉に達している」と認めたという。

 同紙はまた、行政院衛生署が今年4月までにBSEのリスク報告をまとめ、関係者が「米国産牛肉でBSEにかかるのは、宝くじに3回当たるよりも難しい」と述べるなど、リスクは低下したと判断したと伝えていた。