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5月の輸出受注、回復ペース緩み横ばいに【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年6月24日_記事番号:T00016172

5月の輸出受注、回復ペース緩み横ばいに【図】

 
 経済部統計処が23日発表した5月の輸出受注額は251億6,600万米ドルで、前月からの増加幅はわずか0.15%(3,800万米ドル)にとどまり、今年1月を底とした回復ペースが緩んで横ばいとなった。ただ、前年同月比の減少幅は20.14%で、過去7カ月で最も小さくなった。24日付経済日報が報じた。
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 5月の受注額は微増にとどまったものの、黄吉実統計長は「受注額は月ごと、4半期ごとに好転していく」と述べ、今後も回復基調に変化はないという見通しを示した。

 5月は中国の内需拡大政策や海外大手メーカーの発注拡大によって、電子製品の輸出受注額が62億2,300万米ドルと、前年同月比11.33%減の水準にまで回復した。情報・通信製品も前年同月比11.9%減(58億9,100万米ドル)と、減少幅は電子製品と同等となった。

 国別では、中国向け(香港含む)が前年同月比17.65%減(70億7,700万米ドル)、米国向けが17.35%減(58億4,100万米ドル)で同水準の減少幅となったが、欧州向けは28.01%減(39億1,500万米ドル)で、前月比10.49%減に達し、欧州の景気落ち込みが他の地域に比べてより深刻であることがうかがえる。黄統計長は、輸出受注額300億米ドル水準への回復は、欧米の末端消費市場の回復が鍵を握るという見方も示した。