ニュース
食品
作成日:2009年6月24日_記事番号:T00016176
フード台北、初日の入場者3割減
台北世界貿易センター南港展覧館(世貿南港館)で開催中の2009年台北国際食品見本市(フード台北)は、同時開催の「食品加工・飲食設備・製薬機械見本市」と「包装工業見本市」を合わせると前年より多い1,147社、2,632ブースが出展する一方、景気低迷などで初日23日の入場者数は前年比3割減となった。また、日本からの出展ブース数は新型インフルエンザ(H1N1)流行の警戒から、前年比2割減となった。24日付聯合報などが伝えた。
会場では、初日だけで海外バイヤー106社、台湾企業236社による延べ1,143件の商談が行われ、同日の調達金額は4,222万8,000米ドル、年内の受注見通しは7,509万7,000米ドルに達した。
主催の中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)によると、欧米やアジアの14カ国からバイヤー100人以上が訪れており、特に中国企業による調達が目立つ。昨年の汚染粉ミルク問題などから中国当局が食の安全を強化する中で、企業は台湾からの調達を増やしており、台湾産食品の中国への輸出総額は昨年通年の1億5,300米ドルから、今年は倍増の3億米ドルに達する可能性もあるという。
最終日の26日は一般にも公開される。開催時間は午前9時から午後5時までで、入場料は300台湾元(約870円)。