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台プラの六軽5期、節水対策で成果強調


ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月24日_記事番号:T00016178

台プラの六軽5期、節水対策で成果強調

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は23日、雲林県麦寮工業園区で進める第6ナフサ分解プラント(六軽)第5期拡張計画に関連し、節水と水資源開発に関するシンポジウムを開き、これまでに節水対策に64億台湾元(約185億5,000万円)を投じ、毎日21万1,600トンの工業用水削減が可能になったと表明した。節水量は年間で石門ダムの貯水量の4分の1に相当する。24日付経済日報が伝えた。

 同社の節水対策は、六軽第5期の環境影響評価の早期通過を目指す狙いがある。同社は当局の意向に沿い、高付加価値の石油化学製品の生産比率を高めるなど計画見直しも行い、7月にも環境影響評価の審査手続きが始まる見通しだ。

 雲林県では相次ぐ石化プラント計画や製鉄所計画で水資源不足や大気汚染悪化が懸念されていたが、台プラグループは「国光石化が石化プラント団地の建設先を彰化県に変更し、台塑鋼鉄の製鉄所建設構想も棚上げされたので、一連の環境問題は解決可能」とみている。