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中国保監会主席が訪台、保険覚書を先行締結か


ニュース 金融 作成日:2009年6月25日_記事番号:T00016199

中国保監会主席が訪台、保険覚書を先行締結か

 
 中国保険監督管理委員会(保監会)の呉定富主席が24日台湾を訪れ、台北市内のホテルで台湾側の行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳冲主任委員、黄天牧保険局長と秘密裏に会談したことが分かった。中国保監会トップの訪台が明らかになったことにより、市場では中台間の金融監督に関する覚書(MOU)に先行する形で、保険業界の監督管理に関する覚書が締結されるとの見方が強まった。25日付工商時報が伝えた、

 呉主席の訪台は、現職の中国閣僚級として初のケースで、今回の会談の重要度を示唆している。呉主席は表向きは保険監督者国際機構(IAIS)関連の会議に出席する名目で訪台したが、実際には台湾側の金管会や保険業界関係者と会談するのが主目的とみられる。

 陳金管会主委との会談内容は明らかになっていないが、台湾側は中国での保険会社の合弁相手を1社に限らないことや、出資上限の引き上げなど、参入規制の緩和を中国側に求めたとみられる。