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台湾中油、多結晶シリコンに100億元投資


ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月25日_記事番号:T00016209

台湾中油、多結晶シリコンに100億元投資

 
 台湾中油は事業多角化に向け、多結晶シリコン、オイルサンド、バイオ燃料植物などの分野に投資を計画しており、特に多結晶シリコン分野では100億台湾元(約290億円)を投じ、年産3,000トン規模のシリコン工場を高雄県永安郷に開設する方針だ。25日付工商時報が伝えた。

 同社広報担当者は「過去にも太陽エネルギー分野への投資計画を立てたが、原油価格上昇などの影響で中止に追い込まれた。今回は石油製品以外の収入源を拡充するため、多結晶シリコン、オイルサンド、バイオ燃料植物の各分野への投資検討を始めた」と説明した。

 当初5年間で240億元を投じる予定だったオイルサンド分野の投資計画も、戦略提携相手を模索するなど、再始動に向けた動きを加速している。

 台湾中油はこのほか、裕民航運、中国航運(CMT)とタンカー運航会社を設立する方針を固めており、第1段階として30万トン級の巨大原油タンカー(VLCC)6隻と8万トン級のタンカー1隻を建造するため、来年度予算に2億4,000万元を計上する。