ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

民間企業向け融資、過去6年で最大の減少


ニュース 金融 作成日:2009年6月26日_記事番号:T00016227

民間企業向け融資、過去6年で最大の減少

 
 中央銀行の25日の発表によると、金融機関による5月の民間企業および個人向けの融資残高は、前年同月比1.81%減の16兆8,000億台湾元(約48兆9,000億円)で、過去6年で最大の減少幅となった。昨年9月の金融危機発生以来、融資残高は8カ月連続で計6,600億元余りが減少した。26日付経済日報が伝えた。

 金融機関の5月末の総融資残高は前年同月比0.94%減の18兆元で、過去8カ月で最低となった。銀行業界は民間企業への融資を渋る一方で、中銀の利率0.5~0.7%の譲渡性預金(CD)に資金を移しており、その残高が過去最高の約5兆元に上っている。このため彭淮南中銀総裁は、「銀行は融資で資金運用を行うべきで、正常に運営されている企業に対し必要な資金を供給すべきだ」と銀行業界に呼び掛けた。

 今年1~5月の金融機関の融資残高は、政府および公営企業向けが3,700億元増加した一方、民間企業と個人向けは4,000億元減少した。