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中鴻鋼鉄の7月価格、平均13%の値上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年6月26日_記事番号:T00016237

中鴻鋼鉄の7月価格、平均13%の値上げ

 
 中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は25日、7月の鉄鋼製品価格について、熱延・冷延製品、亜鉛めっき鋼板の台湾内、輸出向けともに値上げを決定した。台湾向けは1トン当たり2,100~2,500台湾元(約6,100~7,300円)、輸出向けは同60~70米ドルの引き上げで、平均上げ幅は約13%。26日付工商時報が伝えた。

 値上げ後の価格は▽熱延、1トン1万7,700元(2,100元上昇)▽冷延、2万950元(2,100元上昇)▽亜鉛めっき鋼板、2万1,390元(2,500元上昇)──で、中鋼よりやや高くなっている。

 中鴻の陳沢浩董事長によると、国際鉄鋼価格の相場が上昇しており、これに近づけるための措置だという。また、原料のスラブ鋼価格が1トン当たり440米ドルまで上昇していることから、コスト反映の意味もあるとしている。

 中鴻の7月価格は1トン当たり1,500~2,000元値上げの市場予測を上回るもので、これに合わせ川下メーカーも7月はコスト上昇分を値上げする可能性を示唆している。