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ファストフードの揚げ油、台北市で3割が基準超える酸価


ニュース 社会 作成日:2009年6月29日_記事番号:T00016255

ファストフードの揚げ油、台北市で3割が基準超える酸価

 
 台北市衛生局は26日、市内の大手ファストフードチェーン31店舗に対し揚げ油の劣化を示す酸価のサンプル調査を実施、試験紙によって検査されたサンプルのうち、約3割に当たる9店舗が酸価基準2.0を超えたことが明らかになった。基準を超えた業者は、3日後の再検査で改善が見られない場合、6万~30万台湾元(約17万~87万円)の罰金が科される可能性がある。27日付中国時報が伝えた。

 21日の台北県政府による抜き打ち検査を行ったところ、多くのファーストフード店で揚げ油の3~14日連続使用が明らかになった問題について行政院衛生署は26日、酸価基準を2.5から2.0へと厳格化する表明し、各地方の衛生局に試験紙を支給した。台北市の検査はこれを受けたものだが「試験紙による検査は参考とし、正式な検査は化学的検査法によって行う」と述べた。最終的な検査結果は7月3日に発表される見込み。

 台北市衛生局は、さらに7月中旬までに同市にある270店以上のファストフード店に対しサンプル調査実施を行い、その後夜市の屋台や露店を対象とした検査も進めると表明した。