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北宜高速、アルカリ骨材反応で耐久性に問題


ニュース 運輸 作成日:2007年7月20日_記事番号:T00001628

北宜高速、アルカリ骨材反応で耐久性に問題


 台北と宜蘭、羅東を結ぶ北宜高速道路に基準に合わない高アルカリ性のコンクリートが使用されていることが判明し、耐久性が問題視されている。20日付中国時報が伝えた。

 問題が指摘されたのは、宜蘭以南の壮囲~二結間にある長さ3.1キロの高架区間。放置すると、アルカリ骨材反応と呼ばれる化学反応を起こし、路面や橋げたに亀裂が生じる可能性があるという。

 台湾東部の河川から採取される砂利もアルカリ性が高いため、交通部は道路の耐久性を確保する立場から、1トン350台湾元の補助金を支給し、低アルカリ性コンクリートの使用を義務付けていた。しかし、低アルカリ性コンクリートは一般のコンクリートに比べ割高なため、施工業者が規定を守らなかったとみられる。同区間の施工業者は、栄民工程と国産実業だった。