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陳前総統が馬総統にSOS、「娘が心中する」


ニュース 政治 作成日:2009年6月30日_記事番号:T00016281

陳前総統が馬総統にSOS、「娘が心中する」

 
 国務機密費の不正流用や収賄などの罪で起訴され収監されている陳水扁前総統が、先ごろ機密費流用事件に関する偽証を認め出境禁止処分を受けた娘の陳幸妤容疑者について、予定している米国留学が不可能になることを悲観して最悪の場合3人の子供と心中するのではないかと心配し、馬英九総統に対して娘の出境制限解除を求める手紙を送っていたことが分かった。30日付蘋果日報などが報じた。

 民進党の蔡煌瑯立法委員によると、陳幸妤容疑者は26日に陳前総統と面会した際、「入学手続に行けなければ、入学許可が取り消される」と訴え、泣き崩れたという。これに対し陳前総統は、自身も涙を流しながら「お父さんは獄中にあるからお前を助けられない」と話したとされる。

 娘の精神状態を懸念した陳前総統は、プライドを捨てて馬総統に手紙を書き、「娘に精神錯乱、自殺、心中が起こり得る」と訴えたという。

 これに対し総統府の王郁琦報道官は、「まだ手紙は届いていない」と語った上で、「総統は司法の独立性を尊重し、手紙を受け取った場合これを検察に転送する」と語った。また、王清峰法務部長は「個別の案件には干渉しない」と発言した。