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5月の景気観測指数、上昇幅が大幅縮小【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年6月30日_記事番号:T00016284

5月の景気観測指数、上昇幅が大幅縮小【図】

 
 台湾経済研究院(台経院)が26日発表した5月の景気動向調査によると、業況と今後半年間の景気見通しを数値化した「製造業営業気候観測指数」は、前月比0.11ポイント上昇の112.59ポイントで、今年に入って5カ月連続で上昇となった。しかし、前月比7~9ポイントの上昇を記録した3、4月と比べて、上昇幅は大幅に縮小した。30日蘋果日報が伝えた。
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 今後半年の景気見通しを楽観視する企業は4月の調査時に比べ0.1%減の42.7%、「横ばい」は2.1%増の42.3%、「悪くなる」は2%減の15.0%だった。

 5月に観測指数について台経院の洪徳生院長は、「上昇力は弱かったが、メーカーの在庫積み増し需要は世界的に強く、一部の企業は四半期ごとの出荷増が見込める」と語り、依然景気の先行きを楽観していると語った。その上で、「2010年の経済成長率は確実にプラスとなる。世界各国は今回の不景気から教訓を得ているため、11年に再び不景気に陥る『W型』は起きないだろう」と予測を述べた。