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北京ダックの中国全聚徳、高雄・河辺餐飲と提携


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年6月30日_記事番号:T00016290

北京ダックの中国全聚徳、高雄・河辺餐飲と提携

 
 北京ダックで世界的に有名な中国全聚徳集団の劉小虹副総経理は29日、高雄市に本拠地を構える河辺餐飲機構との間で提携の覚書を交わしたことを明らかにした。台湾には拠点を設置しないという観測が出ていたが、中国資本の対台投資開放を受け、本格的な進出を計画しているもようだ。30日付交渉時報が伝えた。

 劉副総経理によると、同社の拠点展開は▽直営▽フランチャイズ▽提携――のいずれかで行っているが、台湾については提携方式となる見込みだ。投資金額や規模、立地など仔細については検討中だとしている。また、100年以上の歴史を持つ北京ダックの風味を維持するため、食材の調達と物流がポイントとなる見込みだ。全聚徳が中国で使用しているアヒルは北京の本場物だが、台湾は中国からの畜産品輸入を開放していないため、台湾産で代用するという。

 全聚徳は1864年創業、80数カ所の北京ダック専門店のほか、宮廷料理の「仿膳飯荘」や山東料理の「豊沢園」などを展開する。世界ブランド研究所(World Brand Lab)の調査では、ブランド価値は07年時点で110億1,900万人民元(約1,550億円)に達している。