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台湾中油、7月はエチレン10%減産


ニュース 石油・化学 作成日:2009年6月30日_記事番号:T00016296

台湾中油、7月はエチレン10%減産

 
 台湾中油は、年間108万トンのエチレンを生産する第3ナフサ分解プラント(通称三軽・高雄県林園郷)で、7月初めから10%の減産に入ることを決めた。アジア地域で原料のナフサ価格が引き続き上昇しているためで、これにより川下石油化学メーカーは原料の調達コストが上昇し、減益に見舞われる恐れがある。30日経済日報が伝えた。

 ナフサ価格は原油価格高騰を受けて、現在1トン当たり610米ドルと、5月中旬から10ドル上昇している。台湾中油の幹部によると、ナフサ価格1トン当たり600米ドルの場合、エチレン1トン当たりの販売価格が900米ドル以上ではじめて利益が出る。しかし、現在川下業者への販売価格は820米ドルと、1トン当たり100米ドル近い損失が出るため、減産により損失拡大を食い止める考えだ。