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労働者の不足率、過去最低の1.8%に【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年7月1日_記事番号:T00016317

労働者の不足率、過去最低の1.8%に【図】

 
 行政院主計処の30日発表によると、景気の低迷により求人が激減していることを受け、今年2月の工業およびサービス業における労働者の不足数は11万5,000人、不足率は1.8%といずれも過去最低水準となった。1日付工商時報が伝えた。
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 同調査は主計処が毎年2月に行っているもので、1980年代後半の経済成長率8~12%の好景気時には不足率6~9%を記録した。建設現場など単純労働への外国人労働者導入により94年には4%以下に低下し、さらにその後経済成長が停滞したこと伴い、02年以降は3%以下に落ち込んだ。2%を切るのは今年が初めて。

 業態別不足率は工業が昨年の3.07%から2.0%に、サービス業で昨年の2.36%から1.63%に低下した。

 業種別でみると、製造業の不足人数は5万1,000人で、そのうち電子関連の不足が比較的大きかった。サービス業では卸売・小売業、金融・保険業の不足が大きく、不足率では不動産業の4.06%が最も高かった。

 また職種別みると、労働力不足数が最も多いのは機械操作など肉体労働で、全体の30%を占めた。ただ昨年は36%を占めており、同職種も今年は需要が低下しているようだ。