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台塑石化、ベトナム投資を検討


ニュース 石油・化学 作成日:2009年7月2日_記事番号:T00016357

台塑石化、ベトナム投資を検討


 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の王文潮董事長はこのほど、ベトナムでの石油・化学事業への投資を内部で検討していることを明らかにした。2日付工商時報が伝えた。
 
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 王董事長によると、同社の売上高は台湾市場向けが主力で、約40%を占めている。現在、海外市場向けの強化で成長を狙っており、ベトナム投資はこの一環とみられる。

 また、台塑集団(台湾プラスチックグループ)が中国浙江省寧波市で進める石化プラント計画(大エチレン計画)について王董事長は、「台プラが主導権を持つという前提について妥協するつもりはない」との方針を語った。

 国際原油価格の動向について王董事長は、今年は石油製品の需要が世界全体で前年比3%減少するとみられ、原油価格が急激に上昇することはないとの見通しを示した。その上で原油価格が下がりもせず、急激に上昇することもないという現状は、同社を含む中間石化メーカーにとって利益が圧迫される状況を招くと分析した。