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エルピーダ坂本社長、「力晶との関係は不変」


ニュース 電子 作成日:2009年7月2日_記事番号:T00016363

エルピーダ坂本社長、「力晶との関係は不変」

 
 先ごろ、日本政府からの出資300億円を含む資金1,400億円の調達が明らかとなったエルピーダメモリの坂本幸雄社長は1日、経済日報の電話取材に対し「1,000億円を力晶半導体(PSC)と合弁で設立した瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)など海外での先進製造プロセス開発に投じる」と語った。同紙が2日報じた。

 先日エルピーダは、台湾の提携パートナーである力晶に派遣していた董事1人を引き揚げており、「政府が設立を進める台湾記憶体公司(TMC)との関係強化を目指すエルピーダと力晶の提携関係に異変が生じている」との憶測が出ていた。

 しかし坂本社長は、「力晶は標準型メモリーの分野における当社のベストパートナーであり、TMCとはニッチ型メモリーの共同開発を進めるため、両社との関係が衝突することはない」と説明し、3社が欠けている部分を相互に補うことで韓国メーカーに対抗できると強調した。

 なおTMCが200億円をエルピーダに出資すると報じられたことについて坂本社長は、「数字は憶測に過ぎず、出資がいつになるかも決まっていない」とコメントした。