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南山人寿の売却入札、9組が応札か【表】


ニュース 金融 作成日:2009年7月3日_記事番号:T00016376

南山人寿の売却入札、9組が応札か【表】

 
 米保険大手AIGが進める台湾子会社の南山人寿保険売却に対し、3日に1次入札の受け付けが締め切られ、金融グループやプライベートファンドなど9組が応札するもようだ。1次入札後の審査を経て資格を得た応札者は、引き続き2次入札を行い、8~9月に売却先が決定するとみられる。3日付経済日報が伝えた。
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 1次入札の応札者は、▽義美集団▽潤泰集団(RUENTEX)▽国泰金融控股▽富邦金融控股▽中国信託金融控股(中信金控)▽カーライル▽MBKパートナーズ▽コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)▽プリマス・パシフィック・パートナーズ──とみられる。

 業界関係者によると、AIGが提示する最低落札価格は20億米ドル(約660億台湾元)程度とみられ、実際の買収価格は20~30%上乗せされ、800億~850億元(約2,330億~2,500億円)となる見通しだ。

 米AIGの財務危機に当たり昨年公的支援を行った米国政府当局は、売却先の条件について保険会社であるかどうかは問わないとしている。ただ、株式交換ではなく特に現金での売却を要求しており、応札者には高い資金力が求められている。