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コリンの新荘SC、10億元値下げ


ニュース 建設 作成日:2009年7月3日_記事番号:T00016383

コリンの新荘SC、10億元値下げ

 
 家電大手の歌林(コリン)は、台北県新荘市で開発を進めていたショッピングセンター(SC)が財務危機のため工事中断となり、昨年から70億台湾元(約200億円)で売却先を探していたが、このほど価格を60億元まで引き下げた。中国資本の対台投資開放と、台北県の直轄市昇格が決まったこの時期に売却を完了させ、経営危機を乗り切りたい考えだ。3日付蘋果日報が伝えた。

 コリンの胡成発広報担当は「傘下の歌林開発が担当しているためコメントできない」としているが、同物件の処分がコリンに利益をもたらすと語った。

 仲介を手掛けるサヴィルズ(第一太平戴維斯)によると、台湾の保険会社や開発業者のほか、香港やシンガポールの業者から問い合わせがあったという。

 物件は建設中の台北MRT(都市交通システム)新荘線輔仁大学駅から約800メートルの距離で、用地面積1万1,200坪、延べ床面積3万2,000坪。3階部分までで工事がストップしているものの、量販店の大潤発(RTマート)や玩具の「トイザらス」など大型テナントによる入居契約も済んでおり、投資利回りは年12~15%に上るという。