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八陽光電の2層構造薄膜太陽電池、7月中に出荷開始へ


ニュース その他製造 作成日:2009年7月3日_記事番号:T00016385

八陽光電の2層構造薄膜太陽電池、7月中に出荷開始へ

 
 光学フィルムメーカー、迎輝科技(EFUNテクノロジー)傘下の薄膜太陽電池メーカー、八陽光電(台南科学工業園区)は、同社が採用する2層構造の薄膜太陽電池について、7月中に少量生産し出荷を開始するもようだ。3日付工商時報などが伝えた。

 同社の2層構造製品は、独レイボルド・オプティクス社の製造プロセスおよび日本のパッケージング設備を採用し、変換効率は一般の6~7%を上回る8.5%を達成している。また、従来型の結晶シリコン太陽電池メーカーが原料不足や原料価格の変動に苦しむ中、これらの問題に悩まされず、1日に吸収できる太陽光エネルギーも大きい薄膜太陽電池メーカーは競争力が高いとされる。

 八陽光電の生産能力は現在15メガワット(MW)だが、来年には40MWまで拡充する計画だ。
 また八陽光電によると、今後は迎輝の設備や技術を取り入れ、フレキシブル薄膜太陽電池や、建材一体型太陽電池(BIPV)の開発を目指す方針だ。