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対中輸出依存度、31%に再上昇


ニュース その他分野 作成日:2009年7月6日_記事番号:T00016401

対中輸出依存度、31%に再上昇

 
 経済部国際貿易局のまとめによると、台湾の輸出全体に占める中国向けの割合が4月は31.3%となり、過去最高だった2007年9月の32.5%に次ぐ高い対中依存度を記録した。5日付工商時報が報じた。

 4月の対中輸出額は前年同月比で33.8%の減少だったが、液晶装置の輸出額は2月以降、4億米ドル、5億7,000万米ドル、5億8,000万米ドルと月ごとに増加している。4月は液晶装置以外にも、電機設備部品、プラスチック製品、および有機化学品で輸出額の前年同月比減少幅が緩和しており、同局では「家電下郷」などの内需拡大政策によってこれら製品の対中輸出が増加し、輸出全体の対中依存度を再上昇させていると分析している。

 世界的不況の影響で、輸出の対中依存度は昨年下半期には30%を割り込んでいた。

 1~4月の対中貿易の黒字額は94億米ドルで、前年同期比で40.4%の大幅減となった。