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金管会主委、性急な中国進出にくぎ


ニュース 金融 作成日:2009年7月6日_記事番号:T00016407

金管会主委、性急な中国進出にくぎ

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の陳冲主任委員は3日、中台間で金融監督に関する覚書(MOU)が近く結ばれる見通しとなり、多くの金融機関が相次いで中国進出を計画していることに関連し、「一部の金融機関は中国市場に関する基本的数値すら知らない。これでは大変危険だ」と述べ、各金融機関に慎重な準備を呼び掛けた。4日付工商時報が伝えた。

 陳主任委員は「どこに拠点を設けるにせよ、まず顧客のニーズや現地のビジネス状況、同業との競争などの重要指標をよく分析すべきだ」と述べ、先を争って中国進出を検討する金融業界の動きにくぎを刺した。

 陳主任委員はまた、覚書の締結時期について「現在は『料理中』で、間もなくとしか言えない」と明言を避けた。また、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康主席が中台間で相互進出する銀行の数について、「対等な形式にはこだわらない」と述べたことに関し、陳主任委員は「台湾側の(具体的な)数字はまだ算出していない」と述べた。