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中油第3ナフサ更新、10月着工予定


ニュース 石油・化学 作成日:2009年7月6日_記事番号:T00016414

中油第3ナフサ更新、10月着工予定

 
 台湾中油は、第3ナフサ分解プラント(通称三軽・高雄県林園郷)設備更新計画が、10月にも着工する見通しとなった。投資額は469億1,200万台湾元(約1,370億円)。同計画は現行の第3および第5ナフサ分解プラントの操業を終了させ、一本化するというもの。2012年6月に完成の予定だ。4日付工商時報が伝えた。

 新第3プラントの年産能力は、▽エチレン、60万トン(80万トンまで拡張可能)▽プロピレン、37万トン▽ブタジエン、10万トン──となる予定。現第3プラントの3.6ヘクタールは、汚染改善に努めるため緑地として活用される。

 新第3プラントの稼働によって同社全体のエチレン年産能力は、38%増の150万トンとなる。川下メーカーの▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)▽台湾聚合化学品(USI)▽東聯化学(オリエンタル・ユニオン・ケミカル=OUCC)▽中国人造繊維(中繊)▽国喬石油化学(グランド・パシフィック・ペトロケミカル)──などの原料不足を解消できると期待されている。