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裕隆の中国事業、販売台数4割増


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年7月6日_記事番号:T00016415

裕隆の中国事業、販売台数4割増

 
 中国政府による自動車取得税半減措置(1,600cc以下対象)や「自動車下郷」政策を受けて、裕隆集団の中国事業が好調だ。東風汽車集団との合資会社、東風日産汽車向けに中国風神汽車(裕隆が40%出資)と襄樊風神汽車(同25%出資)で行っている日産のセダンおよびSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の組み立ては、6月の販売台数が4万4,753台と前月比で10.2%、前年同月比で40%以上の増加となった。5日付工商時報が報じた。

 東風日産汽車の上半期の販売台数は22万6,100台で、前年同期比で42%増。通年目標の38万5,000台の半分以上を達成したため、同社は目標を43万台へと上方修正した。昨年実績の35万台余りから19%増の水準となる。

 裕隆日産汽車の設計センターが開発を主導した大型セダン「ティアナ」は、中国で6月8,900台が販売され、目標を50%以上上回る人気となっている。

 中国の新車の粗利益率は8~10%で、裕隆集団の中国での投資収益は、5月は2億台湾元(約5億8,000万元)余りで、6月は3億元を突破するとみられる。