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UMCの65ナノプロセス、良品率に問題か


ニュース 電子 作成日:2009年7月6日_記事番号:T00016425

UMCの65ナノプロセス、良品率に問題か

 
 聯華電子(UMC)の65ナノメートル製造プロセスの良品率が思わしくないことを受けて、米ザイリンクスのハイエンドFPGA(プログラム書き換えが可能なロジックデバイス)「Virtex-5」の欠品状態が9月まで続くとの市場観測が出ている。「Virtex-5」にチップを供給するメーカーは主にUMCの65ナノプロセスを採用しているが、チップメーカーからは、UMCの同プロセスで生産されるチップの出荷は、2カ月の納品期限を既に70日以上過ぎていると声も上がっている。6日付電子時報が報じた。

 ザイリンクスは、第2四半期の売上高が、従来予測の前期比4%減~4%増を下回る5%減となったとの見通しを示し、需要が高い「Virtex-5」については生産サイドの供給量に限りがあると指摘した。ただ、この問題は第3四半期中に解決するとの見方も示した。

 また台湾積体電路製造(TSMC)の40ナノプロセスでも同様の問題が指摘されており、ファウンドリー各社の先端プロセス技術が顧客の求める水準に達していないとの懸念も指摘されている。