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マースク、高雄港から撤退観測


ニュース 運輸 作成日:2009年7月7日_記事番号:T00016435

マースク、高雄港から撤退観測

 
 7日付経済日報によると、海運世界最大手、デンマークのマースクが、高雄港からの撤退を検討しているとの観測が出ている。来年5月初旬に76・77埠頭(ふとう)の租借契約切れを迎えるが、1年前とされている更新時期を大幅に過ぎていることがその理由だ。マースクは6日、現在検討中で9月初旬にも決定すると強調したが、業界最大手の動向だけに業界の大きな注目を集めている。

 交通部高雄港港務局はこれに関して「マースクが高雄港を中継基地として使用していることは指標的な意味を持っており、全力で慰留に努めている」と表明した。

 マースクは昨年下半期にも高雄港での取扱量を削減し、使用する埠頭を4基から3基に縮小した。また、今年5月には75号埠頭の契約打ち切りを決定し、8月19日付で同埠頭の港湾労働者130人を解雇する。

 港務局関係者によると、同港でのマースクによるコンテナ取扱量は昨年130万TEU(20フィートコンテナ換算)、今年も100万TEUと同港取扱量全体の約1割を占める見込みで、長栄海運(エバーグリーン・マリン)に次ぐ規模となっている。