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液晶パネル用ガラス基板不足、7月はさらに深刻化=ハンスター


ニュース 電子 作成日:2009年7月7日_記事番号:T00016453

液晶パネル用ガラス基板不足、7月はさらに深刻化=ハンスター

 
 中堅液晶パネルメーカー、瀚宇彩晶(ハンスター)の周定輝総経理は、パネル材料のガラス基板の供給不足問題が7月はさらに深刻化すると指摘している。不足は現在、パネル業界全体で3割に達しており、ほとんどすべてのメーカーがガラス基板を求めて走り回っている状態だという。周総経理は、「この問題は第3四半期の黒字転換を目指す各メーカーにとって大きな障害となる恐れがある」と警告している。7日付工商時報が報じた。

 ディスプレイサーチの調査では、今年第2四半期のガラス基板需要は前期比22%増の予測となっていたが、同製品世界最大手、コーニングは先ごろ、第2四半期の実際の需要は前期比で倍増したと指摘しており、需要の高まりが予想を大きく上回っていることがうかがえる。

 ただ、ガラス基板メーカーは、昨年下半期の大規模なパネル減産を受けて溶炉の稼働率を半減させており、今年の生産拡大計画もほぼストッップしたままだ。あるパネルメーカーは、パネル業界の景気回復がいつになるかは、ガラス基板メーカーの供給戦略にかかっていると指摘した。