テレビショッピングチャンネルの「富邦ｍｏｍｏ購物台」を展開する富邦媒体科技は７日、台湾大哥大（タイワン・モバイル）と共同で、携帯電話向け動画配信を使ったテレビショッピング事業に参入すると発表した。８日付工商時報が伝えた。
富邦媒体科技の林啓鋒総経理は、携帯電話向けテレビショッピング事業に参入後、１～２年以内に月間売上高が１億台湾元（約２億9,000万円）を超えるとの見通しを示した。
林総経理はまた、テレビショッピング市場は今年450億元規模に成長し、ｍｏｍｏ購物台だけで前年比50％増の150億元の売り上げを見込んでいることを明らかにした。
一方、同日付経済日報によると、富邦媒体科技は中華電信のマルチメディア・オンデマンド（ＭＯＤ）サービスにも販路を広げる方向で交渉を進めているもようだ。林総経理は「ＭＯＤサービスの経済規模と配信費用がカギで、具体的な交渉結果は出ていない」と説明した。
台湾大哥大側も、テレビショッピングサービス導入により、付加価値型サービスの売上高が年間20％伸びると期待している（７日＝中央社）
