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台プラ4社、6月は15%増収【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2009年7月8日_記事番号:T00016472

台プラ4社、6月は15%増収【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が7日発表した、主要4社合計の6月売上高は、原油や石化製品の価格上昇を受けて前月比14.9%増の1,104億5,600万台湾元(約3,180億円)となった。上半期累計では前年同期比39.13%減の5,194億3,000万元だった。8日付経済日報が報じた。
 
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 台プラは、上半期は石化市況が予想以上に好調だったと指摘し、中国の内需拡大政策が需要を促進したと分析した。また現在も需要が安定していることに加え、中東および中国での新生産ラインの稼働が遅れていることから、7、8月も業績に問題はないとの見方を示した。

 各社の6月売上高は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、146億700万元(前月比20.10%増)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチック)、142億6,500万元(同20.05%増)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)、611億9,400万元(同19.28%増)──と3社が軒並み前月比2割前後の増収を果たした。

 一方、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)は、同1.50%減の203億9,100万元となった。中国政府による農村への家電普及プロジェクト「家電下郷」効果での需要が低下し、部品原料となるスチレンモノマー(SM)価格上昇の勢いが弱まったためとみられる。