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自動車部品のR&D連盟、強度3.6倍の二相鋼を開発


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年7月8日_記事番号:T00016474

自動車部品のR&D連盟、強度3.6倍の二相鋼を開発

 
 中国鋼鉄(CSC)と財団法人金属工業研究発展中心(金属センター)、および自動車部品メーカー8社からなる「自動車OEM・AM研究開発連盟」はこのほど、引張強度が一般の軟鋼の3.6倍に相当する980Mpaという二相鋼の開発と量産に成功した。同製品は自動車生産への応用によって、重要材料を日本からの輸入に頼る現状を打破し、コスト削減で台湾生産車の競争力を高めることが期待されている。8日付経済日報が伝えた。

 陳源成・中鋼総経理によると、強度が向上した同製品を応用すれば自動車の重量を30%軽くでき、燃費向上も可能となる。自動車メーカーが最先端のコンピューター技術を駆使することで、金型開発の期間も8カ月から4カ月に短縮でき、時間と費用の大幅な削減を見込めるという。

 金属センターの黄啓川董事長は「当センターが業界の技術向上や新製品開発などを支援し、台湾を世界における自動車部品の供給・研究開発(R&D)基地として発展させたい」と抱負を語った。