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作成日:2009年7月8日_記事番号:T00016479
エイサーの6月売上高、昨年10月以来で最高
宏碁(エイサー)が7日発表した6月の売上高は前月比27%増、前年同月比22.4%増の441億8,600万台湾元(約127億8,000万円)で、昨年10月以降で最高となった。第2四半期の売上高は1,084億3,500万元で、前期比14%増、上半期通期の売上高は前年同期比9.8%増の2,035億1,600万元となった。8日付工商時報が報じた。
上半期の増収について外資系証券会社からは、低価格ノートパソコン(ネットブック)および省電力CULVプラットフォーム搭載ノートの新機種など、エイサーが業界で最も積極的な出荷を行ったためという分析が出されている。
下半期の見通しについては、ヒューレット・パッカード(HP)やデル、東芝が相次いで新製品を打ち出すため、エイサーの勢いは一定程度弱まるという見通しがある。一方で、第3四半期前半にノートPC受託生産メーカーの出荷状況が良ければ、エイサーは第3四半期後半の業績に期待が持てるという見方も出ている。
なお、王振堂董事長は先日、第3四半期の業績見通しについて、新世代OS(基本ソフト)のウインドウズセブン(Windows 7)やCULV機の関連部品が出そろってくる9月にようやく上向くと発言している。