ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中科二林園区の着工延期へ、環境影響評価で足踏み【表】


ニュース その他分野 作成日:2009年7月9日_記事番号:T00016491

中科二林園区の着工延期へ、環境影響評価で足踏み【表】

 
 中部科学工業園区(中科)二林園区の環境影響評価専門小委員会は7日、汚水の排水先をめぐり結論に至らず、中科管理局に補足説明を求めることを決めた。これについて、楊文科管理局長は8日、「7月29日に予定通り着工することは不可能になった」と語った。9日付経済日報が伝えた。
  
T000164911

 
 専門小委では、工場からの排水を濁水渓と台湾海峡のどちらに排出するかをめぐり議論がまとまらなかった。管理局側は台湾海峡に直接排水を行う場合、工費増大と工期延長が避けられないとして、濁水渓への排水を主張している。

 中科管理局は当初、二林園区の環境影響評価が6月15日までに承認を受け、6月末に開発許可を取得できると見込んでいた。楊局長は「中科の整備開始以来、最大の挫折だ」と肩を落とした。これにより、友達光電(AUO)、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)などによる総額6,000億台湾元(約1兆7,000億円)の投資計画にも遅れが出る見通しとなった。