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台船、台湾中油のタンカー受注


ニュース その他製造 作成日:2009年7月9日_記事番号:T00016495

台船、台湾中油のタンカー受注

 
 台湾国際造船(台船)は8日、台湾中油と積載量4万トンの石油タンカー2隻の造船契約を交わした。受注額は32億台湾元(約90億円)で、来年年初に着工、2011年末までに引き渡す予定だ。造船業界では、海洋汚染防止を目的とした国際条約、マルポール条約で規制対象となるシングルハル・タンカーから、ダブルハル・タンカーへの買い替え需要が見込まれ、台船もこれを受けた受注獲得に取り組む。9日付聯合報が伝えた。
 
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造船契約を交わした李志城・台船総経理(右)と朱少華・中油総経理(左)。台船にとっては金融危機直後の昨年第4四半期以降で、初めての新規受注だ(8日=中央社)
 
 台船の李志城総経理によると、台湾中油の30万トン級の石油タンカー6隻、台湾電力の9.3万トン級の石炭運搬用ばら積み船4隻についても、商談が進んでいるという。

 また、台湾中油がばら積み海運の裕民航運および中国航運(CMT)とともに合弁で設立する、石油輸送を手掛ける海運会社についても、台船がすべてのタンカーを受注する可能性があるとみられている。新会社については下半期の立法院本会議で審議され、早ければ2010年に設立となる見通しだ。