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ASUS、D-Linkの第2株主に


ニュース 電子 作成日:2009年7月10日_記事番号:T00016532

ASUS、D-Linkの第2株主に

 
 華碩電脳(ASUS)はこのほど、子会社のベンチャーキャピタル、華誠創業投資を通じ、通信機器の世界的大手、友訊科技(D-Link)の株式取得を進め、持ち株比率が計4.27%の第2株主となったことが明らかになった。ASUSにとって、昨年第4四半期に赤字転落して以降、初めての大型投資であると同時に、大手パソコンメーカーとしては世界初の通信機器ブランドへの出資となり、業界の注目を集めている。10日付経済日報が伝えた。

 出資額は明らかにされていないが、証券会社予測では、1株21.13元で2万4,000枚(1枚=1,000株)の購入、総額5億700万台湾元(約14億3,000万円)とみられている。

 ASUSの張偉明財務長(CFO)は、「D-Link株の購入は資産運用的なもので、現時点でこれ以上の購入や役員ポスト獲得の意思はないが、将来的には提携も考えられなくはない」と述べた。

 一方、D-Linkの李中旺董事長も、「世界的ブランドを展開する双方が影響を与え合えば、よいチャンスを生む」と強調し、将来的な提携の可能性に含みを残した。