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パワーテックとキングストン、力晶に1.25億米ドル支援【表】


ニュース 電子 作成日:2009年7月10日_記事番号:T00016539

パワーテックとキングストン、力晶に1.25億米ドル支援【表】

 
 メモリパッケージング・テスティング(封止・検査)大手の力成科技(パワーテック・テクノロジー)と、同社の筆頭株主であるメモリモジュール世界再大手の米キングストン・テクノロジーは9日、資金繰り悪化に悩む大手DRAMメーカー、力晶半導体(PSC)に対し、1億2,500万米ドル(約41億2,500万台湾元)を貸与する支援策を発表した。10日付経済日報などが報じた。
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 パワーテックは支援の目的について、「長期にわたる業務パートナーである力晶の苦境を助け、当社が保有する力晶社債が問題なく償還されるようにするため」と説明した。力晶は受けた融資により、パワーテックとキングストンが保有する計15億台湾元(約42億円)の無担保社債の優先的な償還実施が求められる。このため、力晶が融資によって実際に得られる資金は約25億元となる。

 力晶は償還すべき海外転換社債(ECB)が1億5,700万米ドル(約51億8,000万元)に上っており、経営の重しになっている。証券会社のアナリストは、パワーテックとキングストンの支援に一定の評価をしつつも、「力晶の業績の根本的な改善には、やはりDRAM価格が製造コストを上回るようになることが必要」と指摘した。