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台プラの第6ナフサ5期拡張計画、環境分析報告を8月下旬に延期


ニュース 石油・化学 作成日:2009年7月14日_記事番号:T00016595

台プラの第6ナフサ5期拡張計画、環境分析報告を8月下旬に延期

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、今月中に行政院環境保護署への提出を予定していた第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮)第5期拡張計画の環境差異分析報告について、資料が準備できていないとして、8月下旬に提出時期を延期すると経済部に伝えた。14日付経済日報が伝えた。

 経済部によると、台プラ側は遅延の理由について「複数の機関に調査を依頼しているため、時間がかかっている」と説明したという。

 同計画は、投資項目が38件から42件に増え、投資額も2,322億台湾元から2,817億元(約7,900億円)に拡大している。新たに増えた項目はモノシランガス(SiH4)や、多結晶シリコンなど太陽電池関連だ。

 なお、台プラグループは、傘下の台塑鋼鉄が雲林県離島工業区で進める一貫製鉄所建設の用地を、第6ナフサ第5期計画に利用することはないとしており、用水量や汚染ガス排出の割り当て不足の問題に直面している。経済部工業局は環境保護署に対し、用水量や汚染ガス排出の上限を緩和するよう求めている。