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トラブル続きのMRT内湖線、台北市長が値下げ検討を指示


ニュース 運輸 作成日:2009年7月15日_記事番号:T00016609

トラブル続きのMRT内湖線、台北市長が値下げ検討を指示

 
 今月4日に開通したばかりの都市交通システム(MRT)内湖線でトラブルが続出し、乗客に対する補償として運賃の値下げを行うよう台北市議会議員が求めていることについて郝龍斌台北市長は14日、値下げを検討するよう台北大衆捷運公司に指示したことを明らかにした。観測によると、値下げは5台湾元(約14円)となる可能性が高く、1日当たり150万元の減収となるという。15日付聯合報が報じた。
 
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10日の事故について謝罪する郝龍斌台北市長(中央社)
 
 内湖線の値下げ検討について淡江大学管理学院の陳敦基院長は、「トラブルは技術上の問題で、値下げによって乗客に対する補償とすることは不適切だ。一度値下げすれば再び元に戻すことは難しい」と批判した。

 郝台北市長はまた、10日に起きたUPSシステム(無停電電源装置)故障で、老人や子供を抱えた女性が駅間に停車した車両から出て線路上を歩いて避難する姿を見て「非常に申し訳なく感じた。市政府は責任を逃れることはできない」と謝罪の意を表明した。