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政府系銀行の中小企業向け融資、6月は残高増加


ニュース 金融 作成日:2009年7月15日_記事番号:T00016615

政府系銀行の中小企業向け融資、6月は残高増加

 
 台湾銀行、台湾土地銀行など政府系9行は、6月末時点の融資残高総額が前月比254億台湾元(約717億円)増の10兆5,545億元、うち中小企業向け融資残高は同563億元増の2兆1,760億元となり、世界金融危機発生後、初めて両方とも増加を記録した。15日付経済日報が報じた。

 14日に開かれた政府系銀行各行の会議での報告によると、6月は9行のうち、▽土地銀行▽第一商業銀行▽華南銀行▽兆豊国際商業銀行──の融資残高が前月比で減少したものの、その他5行は増加し、全体でも増加に転じた。ただ、増加した融資の多くを建築融資と住宅ローンが占めたという。

 政府系銀行幹部は、融資額の変動は景気動向を見る上で一つの指標となると指摘した上で、「6月の融資状況から見ると、少なくとも景気は既に底を打ったといえる」と語った。