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太陽電池国際受注で中国優勢、台湾業者は2次受託比率高まる


ニュース その他製造 作成日:2009年7月15日_記事番号:T00016617

太陽電池国際受注で中国優勢、台湾業者は2次受託比率高まる

 
 台湾系太陽電池メーカーは最近、無錫尚徳太陽能電力(サンテック・パワー)、阿特斯陽光電力科技(CSIアトス)など中国の垂直統合型メーカーから緊急の生産委託を受ける比率が高まっている。業界関係者によると、中国メーカーは太陽光発電システムの世界市場で末端顧客との関係を強め、台湾勢を上回る迅速さで受注を獲得しているが、金融危機の影響で大規模な人員削減を行ったことから人手不足となっており、受注の一部を台湾メーカーに回しているという。15日付電子時報が報じた。

 第3四半期に入り、太陽電池の台湾最大手、茂迪科技(モーテック・インダストリーズ)の生産ライン稼働率は80%以上に達し、その他昱晶能源(ジンテック・エナジー)、新日光能源(ネオソーラーパワー)などでもフル稼働状態となっている。稼働率が急上昇している要因は、欧米、アジア市場からの受注回復に加え、中国からの受注が大きく増えたことにあるという。  ただ業界関係者によると、台湾メーカーの製品に比べ単価の安い中国メーカーからの受注比率が高まった場合、業績への貢献はそれほど期待できないようだ。