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上場企業の上半期現金増資、08年通年の規模上回る


ニュース その他分野 作成日:2009年7月16日_記事番号:T00016638

上場企業の上半期現金増資、08年通年の規模上回る

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の証券期貨局がまとめた最新統計によると、今年6月末までの上場・店頭公開企業による現金増資は総額287億6,200万台湾元(約822億円)で、昨年通年の247億7,200万元を既に上回った。5~6月に開催された株主総会で現金増資計画が承認されたケースもあり、これらの増資が完了する第3四半期も拡大が続くと見込まれている。16日付工商時報が伝えた。

 上場企業、店頭公開企業ともに昨年通年の水準を上回ったが、金管会関係者は「これは昨年の増資規模が、金融危機や世界景気の悪化で大幅に縮小したためだ」と指摘した。なお、2007年通年は1,020億1,100万元、1997年は3,528億6,000万元と、高水準を記録している。

 金管会によると、増資の目的には▽財務構造の改善や資金運用、債務償還▽市場のニーズに応じた設備導入や工場の拡張――の2通りが考えられ、後者を目的とした増資ならば、景気の回復が期待できると説明した。