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電気料金の省エネ割引適用、1年で全世帯の39%


ニュース 公益 作成日:2009年7月16日_記事番号:T00016643

電気料金の省エネ割引適用、1年で全世帯の39%

 
 経済部が昨年7月から実施している、1月カ月の電力消費量が前年同月を下回った場合、電気料金を最大20%割り引く制度について、過去1年間で対象の一般家庭と小中学校のうち割引の適用を受けたのは全体の39%に達し、使用電力は45億キロワット時(kWh)削減され、電気料金の合計割引額は64億台湾元(約183億円)に上ったことが明らかになった。今年7月1日からは割引制度を拡大し、来年6月までにさらに37億6,000万kWhの削減を目指す。16日付経済日報が伝えた。

 台湾電力によると、過去1年で削減できた二酸化炭素(CO2)排出量は288万トンで、玉山国家公園が年間に吸収できるCO2量の約2倍だ。

 同社は「省エネを文化と習慣にする」ことを目標に、今月から2年連続で電力消費量が前年以下で、かつ2年で20%以上の節電となった場合、電気料金を最高3割引とする措置を決定した。また、コミュニティの公共施設も対象とし、消費電力が前年を下回れば最高2割の割引が受けられるようにした。来年6月までに割引となる電気料金の合計は83億3,000万元、削減されるCO2排出量は239万トンとなる見通しだ。