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6月の台北市・土地増値税収、不動産取引活発化で急増


ニュース 建設 作成日:2009年7月16日_記事番号:T00016645

6月の台北市・土地増値税収、不動産取引活発化で急増

 
 台北市税捐稽徵処が15日発表した税収統計によると、土地増値税の6月実質税収額は27億台湾元(約78億円)に上り、前月比で309%もの大幅増となった。また土地増値税の申告件数も6月は前月比23%増え、1年ぶりに1万件を超えた。土地増値税は不動産の取引に対し取得価格と売却価格の差額を基に課される税で、不動産景気の指標となっている。今回の税収増は、不動産景気回復の兆しと言えそうだ。16日付工商時報などが報じた。

 上半期の土地増値税実質税収額は69億1,000万元(前年同期比10%減)で、そのうち第2四半期が46億元を占めたことから、同期に不動産取引が活発化したことがうかがえる。台北市税捐稽徵処は、▽株価の上昇▽銀行の融資利率引き下げ▽政府の優遇不動産ローン追加実施──などを活発化の理由に挙げている。

 なお、台北市の税収総額は上半期、265億元となり前年同期比の減少幅が6%まで縮小し、通年目標の535億元達成の可能性が高まっている。