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頂新集団が101株買い増し、持ち株率22%に


ニュース 建設 作成日:2009年7月16日_記事番号:T00016648

頂新集団が101株買い増し、持ち株率22%に

 
 台北金融大楼(台北101ビル)の株式19.55%を中華開発金融控股子会社の中華開発工業銀行から取得し、同ビルの筆頭株主となった頂新国際集団は、新たに中国人寿保険から2.52%の株式を取得し、持ち株比率を22.07%に拡大した。16日付工商時報が伝えた。

 頂新集団傘下で中国最大の即席めんブランド「康師傅」を展開する康師傅控股の魏応州股董事長は、今後も他の株主に売却の意思があれば、1株13台湾元(約37円)を基本ラインとして買い増しを進めるとの意向を示した。既に100億元の資金を準備しているもようだ。ただ、魏董事長は「101ビルの董事長ポストに就く意思はない」とし、現在董事長を代行している林鴻明総経理の董事長正式就任を提案した。

 魏董事長は今回の101ビル株の取得について「政府のUターン投資奨励に応じ、台湾人として里帰りの気持ちで郷土への愛情を表した投資だ」と語り、中国資本とのかかわりを否定した。

 また、経営権が政治闘争の道具となっているため、これを市場メカニズムに沿うよう軌道修正した上で、業績向上を図り株主に還元したいとの考えを語った。