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自然光に最も近いOLED、清華大が開発


ニュース 電子 作成日:2009年7月16日_記事番号:T00016658

自然光に最も近いOLED、清華大が開発

 
 清華大材料学科の周卓輝教授を中心とする研究グループは15日、自然光に最も近い有機発光ダイオード(OLED)の開発に成功したと発表した。既に台湾、米国、欧州、日本、韓国で特許申請を済ませた。16日付経済日報が伝えた。

 新たに開発されたOLEDは、電圧差を利用し、太陽光に近い発光を実現したものだ。

 研究チームは、三菱重工業などが出資するルミオテックが開発した有機ELパネルが単一の色温度しか表現できず、「曇り空の光」のような印象なのに対し、今回開発したOLEDは「澄み渡った青空の光」を表現できると説明した。

 周教授は「OLEDはディスプレイだけでなく、照明用にも利用でき、発光ダイオード(LED)の放熱問題も解決できる。冬に太陽が昇らない北欧などで大きく役立ち、人類の照明史を書き換えることになる」と自信を見せた。

 台湾では友達光電(AUO)、奇晶光電などが相次いでOLEDの開発に参入している。