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トラブル頻発のMRT内湖線、設計責任追及の声


ニュース 運輸 作成日:2009年7月17日_記事番号:T00016668

トラブル頻発のMRT内湖線、設計責任追及の声

 
 トラブルが頻発している台北市の都市交通システム(MRT)内湖線で、当初の設計に問題があったのではないかとの批判論が再燃し、台北市長時代に計画を推進した馬英九総統への風当たりが強まっている。17日付中国時報が伝えた。
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猫空ロープウエーといいMRT内湖線といい、最近台北市にできる交通インフラはトラブルに見舞われるものばかりだ(中央社)
 
 やり玉に挙げられているのは、松山空港駅の増設に伴い、ルートが変更され、内湖線の全長が1.9キロ延びたこと。これにより、工費が70億台湾元(約200億円)増え、運賃も当初予定より5元高くなったとされる。ルート変更は馬市長時代に決定されたため、馬総統に対する責任追及の声が出ている。また、内湖線開通後のトラブルについても、設計上の問題を指摘する意見が出ている。

 馬総統サイドは「事実無根だ」と反論しており、台北市政府も「技術的な問題を政治問題にすりかえないでほしい」と防戦一方だ。